デザインの細部にこだわるための明朝体・ゴシック体の基本

直線で構成されたフォント、飾りがあるフォント、丸みをおびたフォント・・・
フォントにはそれぞれ特徴があります。

私たちは形から様々な印象を感じとるので、形が与える印象を
抑えておくとフォント選びがスムーズになりますよ!

今回は代表的な2つの書体を例にお話します!

和文は大きくわけると「明朝体」と「ゴシック体」があります。
それ以外にも「楷(かい)書体」「丸ゴシック体」「デザイン書体」などがあります。

明朝体

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筆で書かれたような「はね」や「はらい」があり、
横線の右端に「うろこ」と呼ばれる三角の飾りがある書体です。
線が細いので、量が多くても圧迫感がありません。
可読性に優れているので、情報量の多い新聞にも使われていますね!

明朝体の印象

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横線の細いラインが繊細さを、しなやかな曲線は優雅な印象を与えます。
筆使いを感じる形なので、和のテイストや伝統的なものに合いますね♪
品のあるフォルムは「女性的」「高級感」「信頼感」「誠実さ」などを感じさせます。

明朝体と近い特徴を持つ、欧文の「ローマン体」もこの印象があてはまるかと思います。
ローマン体は、文字の端に小さな飾りがあるフォントです。
※この飾りを「セリフ」と呼ぶことから「セリフ体」とも呼ばれています。


ゴシック体

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線の太さがほぼ均一な書体です。一定の太さがあるゴシック体は、
小さくなっても視認性を保つことができるので、幅広い場面で使われています。
駅のサイン(案内図や時刻表)で使われているのはゴシック体ですね!

ゴシック体の印象

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均等な太さで安定感があるゴシック体は、
現代的」「男性的」「カジュアル」「力強さ」「活発」といったイメージを与えます。

ゴシック体に近い形の欧文フォント「サンセリフ体」もこの印象があてはまるかと思います。



またゴシック体の中には、筆の運びを感じさせる書体もあれば、
定規を使ってかかれたような書体があるので、
フォントを選定する際はこの違いもチェックしてみましょう!
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伝統的な書体と現代的な書体の違い

現代的な書体は、線の強弱や筆のなごりが消え、幾何学的です。
また、ふところや字面は大きくなっている傾向があります。
ふところの大きさと字面が大振りな方がカジュアルな印象に、
狭いとフォーマルな印象になります。
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また、フォントの印象は「ウェイト」や「大きさ」によっても変わります。
太めのゴシック体は安定感があり、力強さを感じさせますが、
ウェイトが細くなると見た目が軽くなった分、洗練された印象になります。
また明朝体も太くなるにつれ、本来もつ優雅さが薄まります。

いかがでしょうか?

他のビジュアル要素との組み合わせもあるので、フォント単体の印象が
すべてではありませんが、フォントの特徴と印象を理解していると、
デザインにふさわしいフォントが選べるかと思います!

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