年齢による色の見え方から考えるWEBサイトデザイン

色の好みが性別によって変わるということは先日のエントリーで紹介しましたが、これは当然年齢差によっても生じてきます。
これは色のもつ波長というものに起因すると言われています。

波長とは

可視光線はJIS Z8120の定義によれば、波長の360-830nmで構成されています。
これより波長が短いものを紫外線、長いものが赤外線と呼ばれるものとなります。

年齢による色の見え方から考えるWEBサイトデザイン
この波長は以下の様な色に分解されますが、年を取ると水晶体の吸収率が変わり、短い波長の寒色系が安定して見えるようになるため、青色や緑色が好みになってきやすいというのです。

社会的経験による変わる色の印象

下記のグラフを確認すると、青が大部分を占めていることがわかるとともに、緑色については徐々に減少していることがわかります。
波長の影響がわかりやすく表現された調査結果となっています。
一方で、増減が安定しない色もあるのがわかります。
年齢による色の見え方から考えるWEBサイトデザイン
出典:Colour Assignment – Preferences

これはそれぞれの人が文化的・社会的な影響を受けることによって好みが変わるためです。
以下は「愛」「血」「炎」「情熱」「地獄」「力」の中で赤と関連するものはという質問に対して、年齢別に推移を見たものです。
愛が著しく減っていく対照的に情熱が上がってきます。
大人は色々な経験をして「愛」がなくなっていくのでしょうか・・・。

13-20歳 24-34歳 35-54歳 55歳以上
36% 28% 17% 10%
37% 32% 33% 37%
12% 9% 17% 11%
情熱 11% 27% 26% 31%
地獄 2% 0% 1% 3%
2% 4% 5% 7%

出典:Color by numbers | American Demographics – Advertising Age

また「赤」と聞いて思いつく言葉については下記のような結果となりました。
「セクシー」が減り「危険」が増えていきます・・・。
大人になるってなんだか大変ですね。

13-20歳 24-34歳 35-54歳 55歳以上
Exciting 13% 18% 17% 19%
Dangerous 24% 18% 27% 32%
Sexy 30% 29% 17% 15%
Confident 2% 7% 4% 9%
Aggressive 24% 21% 26% 17%
Powerful 8% 7% 9% 7%

上記の印象はやや極端な例かもしれませんが、いずれにしてもターゲットの年齢によって色の使い方を変えるのは大事なことですね。

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