WEBサイトで使えるかもしれない心理学(Linda Problem)

リンダは31歳、独身です。
意見を率直に言い、また非常に聡明です。
彼女は哲学を専攻していました。
学生時代、彼女は差別や社会正義の問題に深く関心を持ち、反核デモにも参加していました。

さて、彼女についてもっともはまりそうなものはどちらでしょうか。

  • 1.リンダは銀行員である
  • 2.リンダは銀行員で、女性運動としても活動している

いわゆる「リンダ問題」という実験で、85%もの人が2と回答したとのことです。
下記の図のように2は1の部分集合なので、2が1より確率が高いことはあり得ません。
ではなぜ人は余計な情報まで付け足してしまったのでしょうか。
WEBサイトで使えるかもしれない心理学(Linda Problem)

これは「代表性ヒューリスティック」と呼ばれるもので、特定のカテゴリーに典型的と思われる事柄の確率を過大に評価しやすい意思決定プロセスのことをいいます。
人は、物事を判断するときに信頼できるデータなどによる確率を無視して、想起しやすい事象を自分の記憶から収集してしまいます。
今回で言えば、「学生時代に反核デモにも参加していた」という表記が「女性運動家」を想起させたと考えられます。

私たちは、経験則を活用することで結論に素早く到達することができますが、結論にはバイアスがかかっていることもあります。
WEBでは掲載している以上の情報提供は、ほとんどできません。
誤った情報や誤解を招きかねない表現は控えなければなりませんね。

consulting > WEBサイトで使えるかもしれない心理学(Linda Problem)