フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
世界的ベストセラー『ロングテール』の著者、クリス・アンダーソンが書いたフリー経済。
「情報はフリーになりたがる」という言葉が印象的だ。
デジタル社会を支えるコストは日々の進歩により、限りなくゼロに近づき、価格は限界費用に落ちる。
またフリーから利潤を得ることもできるし、別の価値を高めることもある。
その例として、本書では「フリーミアム」という概念を紹介する。
無料会員と有料会員の混合で、95%の無料会員をわずか5%の有料会員で支える。
これは、コストがゼロに限りなく近くなったがためにできたものと著者は説明する。
これらフリーの概念はなんとなく感覚的にあったが、それを整理して定義づけてくれたのは助かった。
あえていうなら、フリーの歴史にページを割くよりも、現状を踏まえたケーススタディに時間をとってほしかった。
リーマンショックに始まった不況がベンチャー企業がエクジット先を見出せなくなったため、フリーのビジネスモデルの難しさが助長されている。
代表的な例はYouTubeやtwitterだろう。
そのような現状でフリーをどうマネタイズしていくのか、これからの社会に身を置く人々の大きな課題だろう。
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
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